探偵の採用には、実地試験があります!
当社では、年に数人の探偵志望者から
就職相談の問い合わせがあります。

当社のクライアントは、法人会員とその紹介を得られた方のみですが、
この中の関係者から 紹介された探偵志望者が応募してきます。

「探偵になるにはどうすればいいのですか?」との問い合わせも多いですが、
それも分らない方は探偵になれないので、調べてから来てくださいと答えます。

探偵の素質がある方は「どうすればいいのか?」と疑問が生じた時点で、
すぐに調べて次の行動を起こせる人です。

よって、探偵になって成功する方は上記のような質問をしてきません。

参考までに当社では、3つの項目をクリアすることが合格条件となります。

1.履歴書審査(郵送で受付)
記載漏れが無く丁寧に書かれているか。
これは業務を前向きに進めていくことができるか、仕事に対する姿勢を判断します。
やる気のない、いい加減な人は履歴書の記載が面倒で手を抜いているのがわかります。

記載事項の事実確認。
前職の勤務態度、勤務期間など電話聞き込み調査で簡単に済ませます。
不明事項が多い方や、不実記載はこの時点である程度判明します。
この時点で不実記載が判明すると面接に至りません。

2.面接・実地試験
就職希望者と直接会い指示を出します。

・調査対象者の写真1枚
・調査対象者の氏名と生年月日
・勤務先 株式会社△△△ ○○県○○市○町3丁目○ー○○ △△ビル8階

上記の情報を与え『対象者の勤務先に張り込んで、
勤務先から出てきた対象者を尾行し自宅を割り出すこと』を課題とします。

残念ながらここで全員失格となってしまいます。

過去の事例からその理由を列記します。
・違う人物を尾行してしまう。
 (非常に多いケースです、尾行しても5分ぐらいで失尾します)
・昼食を食べて、その間張り込んでいない。
・いつの間にか現場からいなくなり、二度と連絡してこない。
・「対象者が現れないんですけどどうすればいいですか?」と1時間おきに電話をよこす。
・「何時までやればいいんですか?」と電話をよこす。

合格するには
・対象者の勤務先の外出用出入り口は1箇所なので、出入り口が監視できる場所で張り込む。
 (試験の場所は、目の前に公園がありトイレで立ちションしながら出入り口監視が可能です)
・対象者が出てこない場合は8階の電気が消えるまで張り込み、状況を報告した上で調査を終了する。
・2〜3日張り込んでも対象者が現れない場合は、対象者の勤務先に電話をするなどして対象者の在席確認をする。
 (直行直帰、出張中、体調が悪くて仕事を休んでいる可能性もあります)
・確認が取れた情報を基に、次に行うことを考え決定する。
 最低、これらの行動が取れないと失格となります。
 (1日の実働、約14時間ほどの張り込みです)

これに合格すれば、私の尾行を1日やってもらいます。

3.報告書作成
調査報告書の見本を見ながら、実際に行った調査の報告書を作成します。

もし、報告書作成の段階まで進めた受験者がいたとしたら、報告書は以下のようになります。
(実際の報告書は非常に長い文章になるので、省略して概要のみ記します)

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【報告書】
調査内容 : 対象者の自宅割り出し
調査方法 : 勤務先からの尾行による

調査結果 : 依頼者からの情報による、対象者の勤務先を張り込むも、2日間の始業から終業までの間に対象者の出入りは確認されなかった。念のため対象者の勤務先を調査したところ、対象者名で勤務している人物は在籍せずとの情報を得たことから、別途詳細調査の必要があると判断されます。
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種明かしをすると
受験者に渡した写真の対象者は、上記勤務先には関係なく、現在アメリカで生活している人物。

実際の調査現場に立つと、依頼者から得た情報が事実と違うことがあったり、予期せぬ事象が頻繁にあります。

事実確認をして、状況判断をして次のステップに進むという、探偵に必要不可欠な資質を持っているかどうか、基本的な張り込み、人物特定ができるかを見極める実地試験です。

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